貴史はいつものように、妄想を膨らませながらオナニーをしていた。

ネタは、3ヶ月前に買った風俗の情報誌である。この雑誌には貴史がいつも妄想している世界がある。でも18歳以下は風俗に行けないと書いてあったため、オナニーにふける毎日である。

「ああ、このお姉さんきれいだなあ、こんな人におちんちんをしごかれてみたいなあ、どんなに気持ちいいんだろう早く誕生日がこないかなあ、早くいきたいなあ、お姉さんに会いたいなあ。」

とこんな具合にオナニーにふけっていた。

情報誌には店の名前、そこにいる風俗嬢の名前、プロフィール、得意技など書かれている。そしていつものことだが、「ようこ」と言う風俗嬢の写真に向かい精液を飛ばしているのである。

「ああ、気持ちよかった。あと5日の辛抱だ。そうすればお姉さんに会いに行ける。明日からオナニーはやめてお姉さんに出してもらおう」

そう考えさらに最後のオナニーにかかった。

「いくよ、ようこお姉さん。いっちゃうよ。精子が出るよ。あぅ〜」

 

そして、今日は眠ることにした。

次の日から貴史はひたすらオナニーの誘惑と戦うことになる。

1日3回、ほとんど毎日オナニーしていたので、禁欲1日目から非常につらかった。

「オナニーしたいなあ、でも我慢だ。したらようこお姉さんに会えなくなる。」

もちろんオナニーしたからといって会えなくなるはずもないのだが、そう考えることで欲望と戦っている。

 

禁欲2日目

「ああ、もう我慢できない。1回だけオナニーしよう」

貴史はそうつぶやき、あの風俗情報誌を手に取った。

「やっぱり、ようこお姉さんはきれいだなあ、早く会いたいよう。」

そう言って風俗嬢の体を隅から隅まで舐めるように見ていた。そして右手で股間をまさぐりオナニーしようと準備したところ、雑誌が手からするっと床に落ちた。

「あ、お姉さんを落としちゃった。大丈夫かな。」

そうつぶやき雑誌を拾おうとして身をかがめた。

そのとき貴史の股間に激痛が走った。

「痛い、痛い」

貴史には何が起こったのか解らなかったが、勃起したペニスがチャックに擦れただけであった。

「ああ、痛かった、お姉さんでオナニーしようとしたらこんなに痛くなるなんて、約束を破ろうとしたからかなあ、やっぱりやめた方がいいのかなあ。」

約束とは、貴史が勝手に禁欲するといったことである。

「やっぱりやめよう、あと3日の辛抱だ。またおちんちんが痛くなったら、本当にお姉さんに会えない。」

そして悶々としながらもその日は寝た。

貴史は欲望と戦い抜き何とか勝利を収め18歳の誕生日を迎える。

「よし、今日お姉さんに会いに行ける。やっと会えるんだ。つらかったけどこれで....」

今日は土曜日だが、学校に行かなければならない

「土曜日も学校なんてやだなあ、早く終わればいいのに」

学校は午前中で終わり急いで家へ帰った。

「早く会いたい。」

食事をゆっくり食べる余裕もなく、いそいで食べ、2階の自分の部屋に戻ると、お金を準備し、着替えを開始した。

「パンツ取り替えた方がいいかな?」

そう貴史は思い新しいブリーフに履き替える。そのとき禁欲して敏感になった自分のペニスに触れてしまい、思わず声を出す始末である。

「よし、準備が出来たぞ、早速ようこお姉さんに会いに行こう。あ、この本も持っていかないと」

貴史は風俗情報誌を持って外に出ようとした。

「待てよ、この本を手に持って歩くのは変に思われないかな。」

貴史がそう考えるのも無理はない。表紙からして女性の裸の写真が大きく載っている。

「そうだ、シャツの中に隠していこう」

貴史は着ているシャツの懐に風俗情報誌を入れ駅に向かった。

目的の店の最寄りの駅はまで約30分かかる店までは5分ぐらいだから40分でつく、そう考えながら、電車を待った。

「今1時30分だから、2時15分頃には着くな」

ところが駅の構内放送で電車が事故のため大幅に遅れることの放送が入った。

「え、そんなの無いよ。遅れちゃうじゃないか」

もちろん、そんな会う時間の約束しているわけではない。

そんなことで目的の店に着いたのは4時30分になっていた。

「はぁ、やっと着いたぞ、なんか長かったなぁ。とりあえず着いたけど、店にはいるにはなんか勇気がいるなぁ。」

そんなことをつぶやきながら、店の周りを行ったり来たりしながら30分過ぎてしまった。

「えい、勇気を振り絞っていくぞっ」

貴史はそう気合いを入れて目をつぶって1歩踏み出した。

そのとき貴史の体に衝撃が走った。

 

店の前での出来事