「蔓草(ツルクサ)」 by ゆうさく
1.
ソファーに座った私の格好といったら情けないものでした。
両手首はネクタイで縛られ、頭の上まで引き上げられていまし た。
ワイシャツの胸ははだけ、スラックスのジッパーからは真っ赤 に膨れたペニスが飛び出し、
その周りは奥さんのツバや私のカウパー腺液でベトベトでした。
奥さんは私のとなりに座り、ソファーの背もたれ越しにネクタ イをひき
もう片方の手でペニスをしごきあげていたのです。
絶妙なリズムでした。
亀頭を握りこんでこねくり回し、ウラス ジからカリまでまんべんなく刺激を与えるのです。
奥さんは時折唾を垂らし、握りこんだ亀頭からはクチュクチュと音を立てていました。
そのときには、ただ快感に委ね射精することしか頭にありませんでした。
射精寸前です。
(モウダメダ!)
僕が腰をひくと、彼女も察知 しました。
手の動きがゆっくりとなり、刺激が止みました。
「もうイきそうなの〜、案外だめねェ」
といって笑いました。
彼女はネクタイから手をなはし、 握りこんでいる亀頭の真上から白く糸ひくようにツバを垂らしました。
新たにぬめりがくわえられた亀頭には たとえユックリとした刺激でも射精するには十分でした。
括約筋を締め上げても限界です。
彼女の手のひらに熱いザーメンがドクドクと流れ出てしまいました。
彼女に
『ア〜ン、モウ!情けないはねェ!!』
といわれようと も 溢れるザーメンを止められない僕は羞恥心で一杯でした。
彼女は僕のワイシャツの胸のところででザーメンを拭い僕のベルトを抜き去ると立ち上がって言いました。
『モウお仕置き!! 四つんばいになるのよ』
ふざけたような本気のような不思議な言い回しです。
僕のMを見透かしていたのです。
彼女に従う瞬間にやってくる、ぞくぞくとした興奮を味わっていました。
僕はソファーに手を突いて、お尻を突き出しました。
彼女はベルトを二つ折りにすると、したたかにうちつけました 。
激しい痛みが脳天に突き抜ける。
みるみる臀部が赤くなりました。
◇ ◇ ◇ ◇
彼女と会ったのは数時間前です。
日曜日、単身赴任中の僕はに写真展に行きました。
気晴らしのつもりでした。
そこで彼女にあったのです。
その写真のタイトルは英文で書かれていました。
小さい文字をのぞき込む僕のとなりに彼女は立っていました。
僕は体を起こしながら小声で
「わからねぇ」
とつぶやいた。
彼女はその写真を見たまま、「ツルクサ」と言いました。
僕が振り向くと、今度は僕の目を見て言いました
「蔓草って言う意味よ。」
それが最初に交わした言葉です。
彼女は英語が堪能でした。
それをきっかけに僕らは最後の写真まで一緒にまわり、 彼女にタイトルを翻訳してもらいました。
出口のところで、僕がお礼を言うと、 彼女は少し間をおいたあと、僕を誘いました。
「よかったら、お茶でも飲んで行きませんか?」
まぁいいかな。
そう僕は思ったんです。
そこが大きな分かれ目だったと今にして思います。
自分の本当性癖と本当のオルガスムスを知ることになったのです。
2.
写真展の会場から外へ出るともう暗くなっていました。
二人でご飯に切り替えて、それからバーに向かいます。
彼女はなかなか頭の回転のよい人で、大変会話は楽しいものになりました。
酔いも手伝って、急速に親しくなったと思います。
彼女はバーのカウンターでは僕のももにそっと手を添えて話しました。
最初は談笑していましたが、 その手の感触から、単身赴任中に
しまい込んでいた欲望が沸き起こって来ました。
彼女は僕の変化をわかったようでした。
ももに乗せた手をそっと動かします。
それだけで十分でした。
僕の頭は彼女抱くことで一杯になりました
そのことを想像しながら彼女の話しを聞きますので、 どことなく返答がおかしい。
自分でも上の空になっているのがわかりました。
察しの良い彼女はすぐにばれていたと思います。
彼女は、おかしな返答してしまった僕を笑い僕の耳元で囁きました。
『ワタシトシタイノ?』
そのとき僕はどんな顔をしていたのでしょうか。
20代後半の僕も30代前半の彼女も既婚者です。
でもセックスの魔力に勝てません。
欲望が体の中で暴れ始めていました。
彼女に促され店を出たあとは、心臓がドキドキしておりました 。
妻を裏切ってしまうことへの罪悪感も感じました。
タクシーのなかでは会話もありませんでした。
ただももに添えられた彼女の手の感触に、 僕は濡れてくるのがわかりました。
ホテルヘは彼女に連れられて入ったというべきです。
ソファーに並んで座って、乾杯です。
ビールを流し込んでも なんだか喉にものが詰まったような変な感じでした。
彼女は笑いながら僕に体を寄せてきました。
左の腕に乳房があたりました。
彼女は僕の肩を抱くように右腕を回し、耳をいじりました。
『ネェ、単身赴任ならイッパイ溜まってるんでしょ(笑)
それとも自分で出してるの』
彼女は左手でしごくゼスチャーをしました。
『私としたい?したいならぁ〜、ちゃんとお願いしますって言 わなきゃダメヨ(笑)』
僕は二人っきりになったら、お互いに欲情しながら静かにことが始まると
想像していただけに、 このあっけらかんとした彼女の態度に面食らってしましました 。
『何で黙ってるのぉ。』
彼女はズボンノ上から半たちのペニスをまさぐります。
『ほらぁ、どっちなのぉ〜言いなさいよぉ〜 こっちはカチカ チじゃない〜』
カッコ悪いのですが、もうだめです。
僕は言いました。
『お願いします。。』
彼女は喜んでいました。
ジッパーを下げるとひんやりした手を突っ込んで、ペニス引っ 張り出しました。
『何これ〜(笑)そんなに私としたいの〜?』
彼女はふんわりとペニスを握り優しくゆっくりとしごきました 。
こんなに優しく握られたのははじめてです。
その感触に心を奪 われまました 彼女の問いかけにうなずくと
形の良い綺麗で長い指がペニスにからみつくのが見えました。
『本当にぃ〜(笑) じゃぁもう一回したいって言いなさい』
『したい。。』
『アレ、お願いしますは〜?』
『。。お願いします。。』
彼女は笑って、ペニスに視線を落とします。
優しくしごいていた手は今度はペニスの廻りでヒラヒラと踊るようです。
先走り汁が出てきていました。
それを亀頭になすられいました 。
全神経がペニスに集中していました。
セックスに対して稚拙な僕には初めての経験です。
しばらくの沈黙のあと、彼女はカチカチのペニスをしごきながら言いました。
『ゴメンネェ〜。今日は生理だからだめみたい〜(笑)』
僕は一瞬残念と思い、また家内を裏切らないですんだと一瞬安堵しました。
でもすぐにペニスから来る刺激に集中していました。
なんだかわからないくらい、彼女の左手だけで気持ちよくなっていたのです
『ホントなら、私の中にイッパイ出してほしかったのにゴメンネェ』
僕は首をふりました。
頭の中に彼女の中に射精している自分を思い描き、 一気に射精寸前まで上り詰めてしまいました。
『手じゃぁ、ちゃんといけないでしょ〜』
そういった彼女の手を僕は遮りました。
息も乱れています。 亀頭はパンパンに腫れ上がり真っ赤でした。
『どうしたの?まさかイキになっちゃった?ヤダ〜(笑)』
彼女の問いかけに、僕は無言で息を整えます。
つづく